樫原洋平 著
株式会社リンクアンドモチベーション 組織開発デザイン室 エグゼクティブディレクター 
四六判/239ページ/1500円+税/PHP研究所 

BOOK REVIEW  ―人事パーソンへオススメの新刊

■ 実現したい目的を強く持ち、こだわり、「尖る」ことのできる人材について、著者は「エッジソン」(エッジ+パーソン)と呼ぶ。欧米モデルに追従することで企業が成長できた時代はもはや遠く、世界的な競争が激化し、新しい価値の創造が企業に求められる現代においては、目的意識を強く持つエッジソンを"発掘、育成、抜擢"できるか否かが企業の経営課題となっている――これが、本書において主張される著者の状況認識だ。
■ 著者は、大学4年間と入社後3年間の計7年間を、人材育成の要(かなめ)となる「ゴールデンセブン」と位置づける。本書ではこのゴールデンセブンを、①大学教育、②採用、③内定・初期教育・配属、④職場――の四つの期間に分け、人材の早期育成のため、それぞれの時期に企業が行うべきことと、先進的な取り組み事例を紹介する。また、「目的」「志」の実現に必要な五つの能力要件をベースに、各期間がそれぞれの能力の育成にどう関係するか、企業はいかに関わることができるかという切り口で論が展開される。
■ 人材を探すのではなく、産学官の連携により人材を育成して採用する、という発想の転換が企業に求められているのではないかと著者は提案する。本書中には、著者自身が「育む採用」の実現を目指すなど、エッジソンが育つための環境づくりに取り組んだ事例も複数紹介されている。本書が示す、採用・育成に関する一つ高い視座からのアイデアの数々は、人材育成に関わる担当者の多くに刺激をもたらすものだろう。

 



エッジソン・マネジメント 尖った優秀な若者をどう採用し、いかに育てるか

内容紹介
日本を、世界で最も若者が育つ社会へ。若者がいきいきと活躍するために、企業、大学は何をすべきか?
目的に尖っている人財「エッジソン」を育てるには、大学の4年間と入社後の3年間の計7年間がとても大切である。
「青田買い」ではなく「青田づくり」が日本において急務とする著者が、若者の採用と育成について説く。
ジンジュール