2人合わせて7億円超え、宝くじ当せん者が語る「当せん前の災難」

2人合わせて7億円超え、宝くじ当せん者が語る「当せん前の災難」

福岡県篠栗町の静かな山あいに、ブロンズ製としては、世界一の大きさといわれる涅槃像で有名な高野山真言宗の別格本山・南蔵院がある。この寺の住職・林覚乗さんは、'95年ドリームジャンボで1等・前後賞合わせ1億3,000万円を当てている。'08年にスポーツくじBIGで1等6億円を当てた唱田土始矢さんが今回、南蔵院を訪問。当せん総額7億円超えのビッグな対談が実現した。2人が明かす大当たりの秘訣とは? 対談は巨大な涅槃像の前でスタートした。

林「私が当てたのは、ちょうどこの涅槃像が完成する4カ月前。まさに仏様の前祝いのようなものでした」

唱田「まさに、この涅槃像の御利益ですね」

林「その年の夏に福岡県でユニバーシアード福岡大会があったため、そのドリームは福岡県内での販売分だけ、くじ券のデザインがユニバーシアード仕様になっていて。いつもジャンボは100枚しか買わないんですが、ユニバーシアード協賛ならと400枚購入したんです」

唱田「なるほど」

林「私はゾロ目が好きなので、ゾロ目の組を選ばせてもらって、すべて44組にした。忘れもしません。抽せん日当日、1等当せん番号を見たら、44組なんです。これはもしやと思って400枚を床に広げて確認したら、そのなかに当せんくじがあったんです」

唱田「それはゾロ目にこだわった住職の思いが引き寄せた大当たりですね」

林「当たったとわかったときは、換金までの期間、寺に保管するのが心配で、銀行に貸金庫を借りたくらい興奮してしまって(笑)」

唱田「私の場合は、じつは当せんの2週間前に、突然、それまで勤めていた会社をクビになりまして」

林「ほう?」

唱田「上司とちょっとしたいさかいがあって、翌日、会社に行ったら席がなかった(苦笑)。いまもそうですが、私は占いに興味があって、とくに九星気学の吉方位を大切にしているんです。当時、もう貯金もわずかでしたが、思い切って、西が吉方位の日に、東京からわざわざ福岡まで来て、BIGを3,000円分買いました。そのうち1口が6億円だったんです」

林「唱田さんの話を聞いて思い出した。私もね、当せんする数日前に、車のもらい事故でえらい目にあったんですよ。私の乗った車が、交差点で、いきなり横から突っ込まれてね。唱田さんの解雇とは比べられないけど、大当たりの直前にトラブルがあったのは同じです」

唱田「私をクビにした上司をそのときは理不尽と思いましたが、6億円を当てさせてくれた人ともいえます」

林「私は人生にはバイオリズムがあると思う。不運は転機なんです。トラブルにあったら、宝くじを買ってみるのは理にかなってますよ」


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