2019年度の群馬県内の繭生産量は前年度比12%減の35.99トンと40トンを割り、戦後最少を更新したことが15日、県のまとめで分かった。高齢化による生産農家の減少に加え、猛暑など異常気象が影響した。県は同日、県蚕糸技術センター(前橋市)が育成した暑さに強い新蚕品種「なつこ」の実用化に乗り出すと発表。生産者の労力軽減を図るとともに、収量の減少に歯止めをかける。 県蚕糸園芸課によると、19年度の蚕期ごとの繭生産量は春14.64トン(前年度比9%減)、夏6.15トン(同9%増)、初秋2.08トン(同4%減)、晩秋10.39トン(同25%減)、初冬2.73トン(同18%減)。晩秋は長雨による蚕病が発生したことで大きく収量が減った。