群馬県下仁田町は17日、昭和レトロな雰囲気が残る町内の飲食店をモチーフにしたキーホルダーのカプセルトイ「街ガチャ」を発売した。第1弾として6種類を用意し、上信電鉄下仁田駅と道の駅しもにたで取り扱う。地元飲食店をPRする商品を通じて町への愛着を高めてもらい、観光客らの再訪を促す。

 町の中心街には大正〜昭和期創業の飲食店が軒を連ね、昔ながらの味わいを求める観光客から人気を集める。人気テレビ番組「孤独のグルメ」で紹介された店もあり、飲食店は重要な観光資源となっている。

 キーホルダーには、「一番」「すき焼コロムビア」「食亭エイト」「東陽軒」「ブラッスリー茶茶」「日昇軒」の6店舗を採用。それぞれ趣のある外観をイラストにした。材質は木製にこだわり、温かみのある雰囲気に仕上げた。

 企画した町商工観光課は「お気に入りの店をコレクションするのはもちろん、飲食店巡りも楽しんでほしい」と呼びかける。第1弾の反響をみて、他の飲食店や観光名所の商品化を検討するという。

 1回300円。数量限定で各種200個を販売する。問い合わせは同課(☎0274-64-8805)へ。