群馬県桐生市で創業し、たこ焼き専門店「築地銀だこ」を展開するホットランド(東京都中央区、佐瀬守男社長)は21日、米大リーグのロサンゼルス・ドジャースと複数年のパートナーシップ契約を結んだと発表した。同社は3月、チームの本拠地ドジャー・スタジアム(ロサンゼルス)に「築地銀だこ」をオープンさせている。

 ドジャースには、今季から大谷翔平選手や山本由伸投手らが加入。4月以降、航空会社の全日本空輸(ANA、東京都港区)、タイヤメーカーのTOYO TIRE(兵庫県伊丹市)、医薬品メーカーの興和(名古屋市中区)、100円ショップ「ダイソー」を運営する大創産業(広島県東広島市)などとパートナー契約を結び、日本企業との連携を強めている。

 契約締結を受け、ホットランドの佐瀬社長は「ドジャースファミリーの一員になれたことを心からうれしく思う。ファンをはじめ、世界中の人々に愛されるブランドを目指し、ドジャースと協力し、盛り上げていく」と述べた。ドジャースのロン・ローゼンCMO(チーフマーケティングオフィサー)は「築地銀だこの食べやすい『たこ焼き』は、すでにドジャースファンの間で人気になっており、両社と双方のブランドの関係が急速に深まっていることを象徴している」とコメントした。