ステイホーム料理は、わくわくするメニューを。

 新型コロナの影響により自宅で過ごす時間が長い今、ポジティブに考えるとおうちごはんを楽しめるチャンスがますます高まっています(そう考えると、なかなか楽しくなってくる!?)。でも、毎日買い出しに行ける状況でもないので、上手に買いだめをして、おいしい料理を手軽に作っていきたいですよね。そうです、ポイントは、おいしい、飽きない、ちょっと新鮮、経済的という視点。

 そこで今回は、ステイホーム企画前編として、スギアカツキ考案! 「ステイホーム料理を喜びに買える5つのコツ」をご紹介したいと思います。

◆①頼りになる“基本野菜”を、厳選する
 野菜選びに求める視点は、ある程度日持ちがすること、食べごたえがあること、栄養バランスが良いこと、コスパが良いこと……。そんな点をふまえ、私が3〜5日分の基本野菜を選ぶなら、この7種。キャベツ、じゃがいも、玉ねぎ、人参、さつまいも、えのきだけ、チンゲンサイです。

 いつもじゃがいもばかり使いがちなところにさつまいもを組み合わせるだけで新鮮なメニューになったり、炒めものにチンゲンサイを加えるだけで、華やかさだけでなく栄養価もランクアップ。これらをベースに、旬の野菜をいくつか加えていくのがオススメです。

 また、冷凍ストックとして「枝豆」は便利ですので、我が家には必ず常備されています。

◆②肉は塊(かたまり)で購入する
 お肉を選ぶ上で重視したいのが、コスパとガッツリ感。それを叶えてくれるのが、500グラム超の塊肉です。厚切りにして下味をつけて焼けば、ボリューム満点なメインになりますし、薄切りにして炒めものなどにも活用できます。

 私は豚肉の中でも旨味や食感が豊かな「肩ロース」がオススメ。もちろん、スーパーでその日に安い種類(牛・羊など。鶏もファミリーパックでの購入がリーズナブル)や部位(バラ・ヒレなど)をチョイスするのが良いでしょう。ベーコンもゴロゴロ感を味わえます。

◆③ドレッシングを、サラダ以外でも活用する
 めんつゆや鶏ガラスープの素に頼りすぎて、いつも同じ味になってしまう方におすすめしたいのが、ドレッシング。実は、肉や魚の漬け込み用として、パスタの味付けとして秀逸なんです。

 例えば醤油ドレッシングは、生姜のすりおろしを加えて肉に漬け込んで置くだけで絶品生姜焼きが作れてしまいます。クリーミー系ドレッシングは、冷やし中華のちょい足しや創作冷やっこにも使えます。そもそも美味しく調味されたタレなのですから、その魅力を最大限に活かしましょう。

◆④ルウは、カレー以外を選んでみる
 大量に作り置きができる定番メニューといえば、カレーですが、いつも同じものだとやっぱり新鮮さにかけてしまいます。ステイホームでは、「なにこれ、美味しいね!」という感動ことが大事なツボ。

 そこで、カレーをひと休みして、クリームシチューやハヤシライス、ビーフストロガノフはいかがでしょう? 同じレベル感で、ワクワクする煮込み料理が作れてしまいます。また、これらを少量使い、お湯で溶かしてパスタソースにするのもアリです。

◆⑤いつもとちょっと違った“麺”を選ぶ
 ワクワク感の演出は、麺料理にも適用できます。いつも買う定番麺(ゆでうどん? 焼きそば? 大容量スパゲッティ?)を少し変えるだけで、ちょっぴりリッチなメニューに仕上げることができます。

 例えば、焼きそばの代わりにインスタントビーフン。そばやうどんの代わりに、カラフルな素麺。こだわり系パスタも、テンション上がる救世主になるでしょう。いずれにせよ使い勝手は同じですから、料理が楽しくなるような魔法麺をチョイスしてみてください。

番外:バナナとナッツはいつでも使える

 定番感の強いイメージのバナナとナッツは、上手に活用すると料理の幅がグーンと広げてくれます。完熟バナナをつぶしてパンケーキに混ぜて焼いたり、シリアルと合わせてヘルシーボウルにしたり。ナッツはカレーやチャーハンに加えたりすると、途端にコクがアップします。

 近日公開予定の後編では、スギアカツキ家のステイホーム料理のレシピ集をお届けします!

<文・写真/スギアカツキ>
【スギアカツキ】食文化研究家、長寿美容食研究家。東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。基礎医学、栄養学、発酵学、微生物学などを学ぶ。現在、世界中の食文化を研究しながら、各メディアで活躍している。女子SPA!連載から生まれた海外向け電子書籍『Healthy Japanese Home Cooking』(英語版)好評発売中。著書『やせるパスタ31皿』(日本実業出版社)が発売中。Instagram:@sugiakatsuki/Twitter:@sugiakatsuki12