あの味のレシピを知る人は、世界で3人。

 ケンタッキーフライドチキンが日本上陸50周年。記念のムック本が即完売するなど盛り上がっていますが、改めてケンタの「オリジナルチキン」っておいしいですよね。実は、80年続く“指まで舐めたくなるおいしさ”の秘密は未だに公開されておらず、世界でたった3人しかレシピを知らないんだそうです。11種類のスパイス・ハーブが使われていることは公表されていますが、真相を突き止められた人は今もいないようです。

 ケンタ愛の強い私は考えました。ここは正解を目指すより、ケンタの世界観を感じながら、家庭ならではの“ヘルシーチキン”を作ろうじゃないか! ということ。そこで今回は、ケンタのオリジナルチキンの雰囲気を堪能できる“ヘルシーグリルチキン”のレシピを検証・ご紹介したいと思います。

◆まずはポイントになるスパイス・ハーブを厳選してみた
 まずは、これまで“ケンタの味”を暴こうとして話題になったレシピを元に、キーになりそうなスパイスとハーブをチョイスしてみました。

・オレガノ、タイム、チリパウダー、パプリカ、バジル、マジョラム、セージ

 この他、生姜やニンニクは名前が上がっています。これらを全部揃えるのはなかなか大変でしょうから、少し取捨選択することに。似た香りのハーブはどちらかひとつに絞ってみたところ、オレガノ、バジル、セージ、パプリカの4本がマストになりました。ケンタのように細かいパウダータイプが理想ですが、揃わない場合は粗目のタイプでOK。

 辛味が欲しい場合は、チリパウダーを他のハーブと同量加えましょう。生姜とニンニクは生のすりおろしを使用すると風味がくどすぎるため、乾燥を使うか使用量を控える方が良いでしょう。

◆厳選ハーブ&スパイスで味付けしたグリルチキンのレシピ
 さあ、レシピのご紹介です。塩、オレガノ、バジル、セージ、パプリカを小さじ1/2ずつ集めて混ぜ合わせます。白コショウも加えますが、分量はお好みで。今回は小さじ1/4を加えました。一口大に切った鶏もも肉を2枚分用意して、上記のミックス粉と生姜すりおろし(1/2片分)とニンニクすりおろし(本当に少々。入れなくてもOK)とオリーブオイル(大さじ2)を加えて揉み込みます。

◆30分〜1時間ほど置いたら焼いていきましょう
 30分〜1時間ほど置いたら味が馴染むので、これに小麦粉を少々つけて焼いていきましょう。小麦粉が入ることでまろやかなコクが生まれますが、ヘルシーさを極めたい人はなくても大丈夫。

 熱したフライパンでこんがり両面を焼いていきましょう。

◆お好みの皿に盛りつければ完成
 焼き上がったチキンをお好みの皿に盛りつければ完成です。

 食べてみると、ハーブの香りと程よい塩分が口に広がり、箸が進みます。こってり感がないので、飽きずにたっぷり食べられます。余分な油や甘味料を使っていないので、ダイエット中にも安心して楽しむことができるヘルシーな鶏肉料理。気になる人は是非お試しくださいね!

※本レシピはケンタッキーフライドチキンのオリジナルチキンとは別ものです。ホンモノを楽しみたい方はケンタッキーで味わいましょう!

<文、写真/スギアカツキ>
【スギアカツキ】食文化研究家、長寿美容食研究家。東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。基礎医学、栄養学、発酵学、微生物学などを学ぶ。現在、世界中の食文化を研究しながら、各メディアで活躍している。女子SPA!連載から生まれた海外向け電子書籍『Healthy Japanese Home Cooking』(英語版)好評発売中。著書『やせるパスタ31皿』(日本実業出版社)が発売中。Instagram:@sugiakatsuki/Twitter:@sugiakatsuki12