富士スピードウェイで行なわれている2020スーパーフォーミュラ公式テスト。1日目のセッションは午前・午後ともに平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)がトップタイムを記録した。好調なスタートを切った平川は調子が良いことを認めつつも、まだまだ伸び代があると語った。

 朝から晴天に恵まれた富士スピードウェイだが冷たい風が吹いていたこともあり、終日とも寒さの厳しい1日となった。そんな中、午前のセッションからホンダ/M-TEC勢が速さをみせたのだが、そこに割って入ったのは平川だった。セッション1の終盤で1分21秒342を記録しトップで午前を終えると、午後のセッション2では序盤からトップに浮上。最後のアタックで1分20秒677をマークし、非公式ながら富士スピードウェイでのスーパーフォーミュラ最速タイムを叩き出した。

 セッションを終えた平川は、昨年末のルーキーテストから今回にかけて用意したプログラムが良い方向に進んだことが今日の結果につながったとテスト1日目を振り返った。

「(昨年末の)ルーキーテストの時もすごく中途半端に終わって、モヤモヤした気持ちをずっと持っていました。このテストに向けて考えたこともあって、今日それらを試したら良い方向にいったので、そこはすごく安心できたのかなと思います」

「ただ逆に調子が良くて……気持ち悪い部分はあるんですけど、そこは(調子を)崩さないようにして、まだ伸び代あると思うので、引き続き色々やっていきたいと思います」

 実際に最後のアタックでは1周をうまくまとめきれなかったという平川。特に午後のセッションではオーバーテイクボタンを使わずに午前のタイムを更新する速さをみせただけに、少々悔しさも感じているようだった。

「午前中はそれなりに良かったですけど、午後はオーバーテイクボタンを使わないにも関わらずタイムが上がっているのですが、アタックでうまく決まらなくて少し失敗した状態でのタイムでした。クルマが良くなっていたと思うので、もう少し伸び代はあったのかなと思います」

 25日も午前と午後にテスト走行が行なわれるが、平川は今日得られたデータを踏まえて、さらに新しいことにチャレンジし、シーズン開幕に備えたいと語った。

「今日良かったことを引き続き伸ばしていくのと、そこから考えられる“新たにできること”を試していければなと思っています。あとレースに向けてロングランもやれればなと思っています」

「今後、いつレースをやることになるのか分からない状況です。夏になるかもしれないし冬になるかもしれません。そこに備えていきたいですね」