2020年のFIA世界ラリー選手権(WRC)は新型コロナウイルスのパンデミックの影響でラリー・メキシコ以来シーズンは中断。当初は5月に予定されていたラリー・ポルトガル、6月初頭のラリー・イタリアの延期が決まっていた。

 ラリー・ポルトガルについては、10月末の開催を目指していると見られていた。しかしポルトガル自動車連盟(ACP)は4月30日に発表した声明の中で、その計画は中止されたと明らかにした。

 ACPの声明には次のように記されている。

「地方政府と政府、そしてスポンサーといった我々のパートナーと共同での評価の結果、WRCボーダフォン・ラリー・ポルトガルの安全な実施に要求される健康及び安全な条件は、昨今の予測不可能な状況や国境や空路の不確実性によって達成できないと判断された」

「こうした危機的な状況によって、ポルトガル自動車連盟は2020年のFIA世界ラリー選手権のポルトガルラウンドを中止せざるを得なかった」

「ポルトガル自動車連盟はこの決定を非常に残念に思っている。しかしこの決定は何千人もの支持者や、チーム、自治体、スポンサーさらにはイベントに関わる全ての人々を念頭に置いた責任ある決定だ」

 またACPは既に来シーズンのカレンダーで、通常通りの5月開催を申請していることも明らかにした。

 なおWRCの再開だが、現時点では7月16〜19日にケニアで予定されているサファリ・ラリーとなっている。