2020年1月、ヤマハはマーベリック・ビニャーレスとの契約更改を発表。ビニャーレスは2022年までヤマハでMotoGPを争うことになった。

 ビニャーレスについては、ライバルチームのドゥカティが獲得に向けた関心を明らかにするなど、2021年シーズンに向けたライダーズマーケットでも中心となると考えられていた。

 しかし結果的に、ヤマハは素早く契約を固めた。ビニャーレスはmotorsport.comの独占インタビューに応えると、昨年のある段階ではヤマハが自身を確保したがっていると確信できていなかったとして、移籍も検討していたと示唆した。

 しかしその後、チームからの信頼を感じられたことでヤマハ残留に傾いたと語っている。

「これはヤマハとの間にとても良い信頼関係を生み出した。僕が去年失っていたものだよ。彼らの信頼を得て、100%僕のことをキープしたがっていると分かったんだ」

「ヤマハでさらに2年間留まり、チャンピオンシップを争うチャンスを得られてとてもうれしく思っている。結局はそこが最も重要なところなんだ」

「ドゥカティの上層部とはとても良い関係があるから、それ(ドゥカティへ行くこと)を考えていた。彼らは僕のライディングスタイルに非常によく合うバイクを持っていると思っていたんだ」

「結局、僕は今年について考えることにした。僕には目標があった。それは2018年や去年のようなレースをしないことだ。そしてシーズンの終わりにヤマハを離れることが決まっていたら、同じレベルでレースができるかどうかは分からない」

 ビニャーレスはドゥカティのマシンが備える強力なブレーキング性能は、自身のライディングスタイルに上手くマッチするだろうと考えていたようだ。

「レースでもフリー走行でも、ドゥカティの後ろを何周かする機会はしばしばある。彼らのマシンはかなり完璧なバイクだと思う」と、ビニャーレスは語る。

「なにより、ブレーキをとても遅くかけてもコーナー進入時にはきちんと止めることができるんだ。これは近年のヤマハが少し失っているところだ」