F1に続き、F2のバーチャルレースも開幕。多くの現役ドライバーらが参加する中、第1ラウンドはアーサー・ルクレール(プレマ)が2レースとも勝利した。

 新型コロナウイルス感染拡大に伴い、世界各国の主要モータースポーツが延期や中止される中、外出自粛生活を送るファンに少しでも楽しんでもらおうと、F2でもF1の公式ゲーム「F1 2019」を使ったバーチャルレースがスタートした。

 すでにF1では今週が第4ラウンド。レースを重ねるに連れ、現役ドライバーの参戦数も徐々に増えている。そして今回から、サポートレースとして開催されているステップアップカテゴリーのFIA F2、FIA F3のバーチャルレースもスタート。特にF2は日本の松下信治(MP モータースポーツ)もエントリーし注目を集めた。

 F2のバーチャルレースは実際のものと同様2レース制で行なわれる。まずは予選でレース1(フィーチャーレース)のグリッドが決定し16周(途中1回のピットストップ義務あり)で争われた。続いて少しのインターバルを経てレース2(スプリントレース)が5周で争われるというフォーマットで、バーレーン・インターナショナル・サーキットを舞台にして初めての“F2バーチャルレース”が始まった。

 予選でポールポジションを獲得したのは現在F1で活躍するシャルル・ルクレールの弟であるアーサー・ルクレール。レース1のスタートも好ダッシュを決めトップでターン1を通過。2番手には前日のフォーミュラEバーチャルレースにも出場したオリバー・ローランド(ダムス)が続いた。

 後方ではタイトなターン1とターン2で複数の車両が接触する混乱も見られたが、2周目になると順位争いも落ち着いた。しかしルクレールとローランドのペースが良く、この2台が先行するというレース展開となった。

 両者とも5周目に義務となっているピットストップを完了。後半スティントに入るとルクレールは安定したペースでローランドを徐々に引き離し、最終的には6秒以上の差をつけて優勝を飾った。2位にはローランド、3位にはカラム・アイロット(ユニ-ヴィルトゥオーシ)との争いを制したリアム・ローソン(カンポス)が入った。

 スプリント形式で行なわれるレース2はレース1でのトップ8をリバースグリッドにして行なわれた。ホールショットを奪ったのは2番グリッドからスタートしたノーマン・ナトー(カーリン)。後続が混戦状態になっている間にリードを広げオープニングラップを制した。

 一方、後方では2番手のルイ・デレトラ(チャロウズ)にアイロットが接近しプレッシャーをかけていったが、3周目のターン8出口で挙動を乱しコースオフ。上位争いから脱落してしまった。

 代わりに3番手に上がったのはレース1を制したルクレール。そのままデレトラを追いかけ、最終ラップのターン1で2番手の座を奪った。

 スタートから堅実な走りをみせていたナトー。ルクレールに0.5秒差まで迫られたが、トップを守りきってトップチェッカーを受けた。

 しかしレース後、トラックリミットの違反があったとしてナトーには2秒加算のペナルティが出された。これによりルクレールがレース2も制することに。2位にデレトラ、3位にナトーという結果となった。

 松下はレース1を18位で終えたが、レース2では奮闘し13位でフィニッシュした。