新型コロナウイルスのパンデミックによって、2020年シーズンの開幕10レースが延期または中止となっているF1。現在F1は7月にヨーロッパで無観客レースを実施してシーズンをスタートさせたいと考えている。

 ヨーロッパ諸国では大勢の観客が集まる大規模イベントの開催が当分許可されていないケースが多いため、7〜9月の間にヨーロッパで無観客レースを行ない、その後アメリカ、アジアと戦いの舞台を移し、15〜18レースを開催することをF1は理想としている。

 2018年以来2シーズンぶりのF1復帰となるエステバン・オコン(ルノー)は、F1の開幕を心待ちにしており、シーズンの序盤戦は非常に重要だと考えているが、無観客レースは少し奇妙なものになるだろうと語った。

「早くレースの世界に戻りたい。レースの開催に関しては、1会場で2レースをやるだとか、色んな噂を聞いている」とオコンは話した。

「全てがうまく運営されていつかレースが再開されるだろうと信じている。その時には、僕たちにとって安全な形で再開されるだろう」

「それ(無観客レース)が再開するための唯一の手段なら、喜んで受け入れるよ」

「ファンに会えず、サーキットで交流できないのは寂しいことだ。とても異様な雰囲気になるだろう。ただ、みんなにテレビを通していいものを見せられるならば、何もしないよりはマシだ」

 夏開幕の短縮シーズンが予想される中で、出来るだけ多くのレースを実施するために検討されているのが、ひとつのレースウィークエンドでふたつのレースを開催する、いわゆる“ダブルヘッダー”だ。オコンはGP3(現FIA F3)やDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)でこのようなフォーマットを経験しているが、F1でもうまく機能すると考えている。

「僕はF3とDTMの時に、同じサーキットで2レースすることを経験した。2レースとも全く同じ結果になることはまずない」

「1レース目が終わった時、みんな物事にどのように対処すれば良いかを学ぶから、2度目のレースではいろんなことが変わる。2度目の方が良い結果になる人もいれば、改善されない人もいる」

「ああいったフォーマットでレースをやれば、これまでとかなり異なったものになるだろう」