2019年、ヤマハのバレンティーノ・ロッシは表彰台を獲得したものの、優勝には手が届かなかった。彼は2020年シーズン、2014年からクルーチーフを務めてきたシルバーノ・ガルブゼラと別れ、新たにダビド・ムニョスを迎えることになった。

 ムニョスは2018年、ロッシがオーナーを務めるVR46チームでフランチェスコ・バニャイヤと共にMoto2タイトルを獲得している人物だ。

 ロッシは2017年のオランダGPを最後に勝利から遠ざかっており、ガルブゼラと自身の関係が少し行き詰まっていたと、この人事を明かした際に認めていた。彼はMotoGPでの経験が乏しくとも、ムニョスが新たなアイデアを持ち込み、良い影響を及ぼすことを期待していたのだ。

 そしてロッシとムニョスは昨年のポストシーズンテストから共に働きはじめた。彼の目論見通りか、ロッシは新クルーチーフがもたらす“これまでとは異なった”アプローチを称賛している。

「僕らはバレンシア、ヘレス、マレーシアそしてカタールと冬季テストで一緒に取り組んだ。第一印象はポジティブなものだったよ」

 ロッシは新クルーチーフとの仕事についてMonozに語った。

「彼は取り組み方が(これまでのクルーチーフとは)異なっている。ダビドは若く、(MotoGPでの)経験が多いわけじゃないからね」

「彼はとても良いアプローチをしてくれて、常に穏やかだから良い感じなんだ。もう他のメンバーや全てのメカニックとも良い関係を築いている」

「チーム内の雰囲気はとてもポジティブだ。みんなとてもハッピーなんだ。だからこのことが結果にとても貢献しているのは間違いない」

「技術的な観点から見ても、彼は何に対しても準備ができている」

「彼は冬の間準備を整えることに取り組んでいて、バイクをよく把握している。去年よりも多くの可能性を持てていると思うから、レースウィークに一緒に取り組むのが楽しみだ」