7月5日決勝のオーストリアGPで、ついに2020年シーズンがスタートするF1。当初、マシンを積極的にアップデートする方針を立てていたルノーは、3つのアップデートを準備してこのレースに臨むようだ。

 ルノーがオーストリアに持ち込むアップデートは本来、第3戦ベトナムGP、第5戦オランダGP、第6戦スペインGPで持ち込む予定だったものだという。

 ルノーF1のマネージングディレクターであるシリル・アビテブールは、金曜日に行なわれた記者会見で次のように語った。

「当初、3戦目、5戦目、6戦目のレースだったベトナム、オランダ、バルセロナで搭載される予定だったパッケージをオーストリアを戦うクルマに搭載するのは、生産部門の多大な努力による成果だ」

「これらのレースは開催されなかったが、そのパフォーマンスはシュピールベルク(オーストリア)で発揮できるだろう」

 アビテブールは、中団争いにおける序列については詳しいコメントを避けたが、オーストリアでのダブルヘッダーからハンガリーまでの3連戦に向けて、十分なスペアパーツを用意できたことを喜んだ。

「昨年、我々のクルマは本当にひどいものだったので、過度な期待は避けたい。我々は少しでも良くなっていることを願っている」

「冬のテストから、我々はクルマの競争力についてまだ完全に確信が持てない。だからこの時点ではあまり多くのことを言いたくない」

「パーツを大量に用意できたという点では、努力に満足している。たとえいくつか縁石が取り除かれたとしても、レッドブルリンクはクルマに厳しいコースだということはみんな知っているからだ」

「いくつかのパーツは、まともなパフォーマンスをもたらすことを期待している」

 ルノーのドライバーであるダニエル・リカルドは、マシンがアップデートされても中団争いが僅差になると予想した一方で、トップチームとのギャップが縮まることを期待している。

「(プレシーズン)テストの後、結果をまとめ自分たちの立ち位置を理解しようとしてみた。僕は、中団争いがとてもタイトになるように感じた」と、リカルドは語った。

「(3月の)メルボルンではそうだったと思う。ご存知のように、来週オーストリアで開催されるレースのクルマは、メルボルンとは違ったモノになるだろう」

「タイトな戦いになるだろう。今年はフィールド全体の差が確実に小さくなり、先頭とのギャップも縮まると思う。中団争いは0.1秒を争うような、本当に僅差の戦いになるだろう」

「でも今はまだ、ただ予想をしているだけだ。あと1週間だ。僕たちも含め、そこで誰もがある程度の答えを得られる」