新型コロナウイルス感染拡大の影響により、開催カレンダーの大幅な変更を余儀なくされている2020年シーズンのF1。ヨーロッパで開催するシーズン序盤8レースの日程は明らかとなっているものの、それ以外はまだ発表されていない。

 F1オーナー企業であるリバティ・メディアは、少なくとも15レースの開催を目指しており、当初カレンダーに含まれていなかった開催地での代替レース実施も検討されている。

 イタリアのムジェロとイモラも、グランプリ開催に名乗りを挙げたサーキットだ。9月6日にモンツァで開催される予定のイタリアGP後にレースを開催しようとしている。イモラの代表は、モンツァやムジェロと合わせ、イタリアでの3連戦も視野に入れて交渉を進めていると明かした。

 情報筋によると、ムジェロはイタリアGP翌週の9月13日にレースを開催。その後はイモラではなく、ポルトガルのアルガルヴェ・サーキット(ポルティマオとも呼ばれる)に向かう予定となっているようだ。まだイモラが完全に構想外になったわけではないものの、ピットエントリーのレイアウトに問題があると見られているという。

 イモラでグランプリが行なわれたのは2006年サンマリノGPが最後。イタリアで2グランプリが開催されたのもこの年が最後となっている。

 アルファロメオのドライバーで、F1現役唯一のイタリア人ドライバーであるアントニオ・ジョビナッツィは、イタリアでの3連戦という案に大賛成している。

「イタリアで3回レースをするという案は、二度と起こらないようなことなので、それを聞いて本当に嬉しかった」

 ジョビナッツィはF1のポッドキャストにそう語った。

「実現したら、僕は1年でイタリアでの3グランプリを走った最初のイタリア人ドライバーになるだろう」

「それは本当に素晴らしいだろう。まだどうなるか分からないけど、僕はこれを大いに支持している。でも残念ながら、昨年と同じようなレースではない。ファンが入れないから、僕やファン、ティフォシにとって違いをもたらす」

「でも3週間続けてイタリアでレースができたら本当に嬉しい。僕はこのニュースに本当に興奮している。何が起こるかは分からないけど、僕はこの案のサポーターだ」

 ジョビナッツィは、3つの会場それぞれに違った魅力があり、異なるチャレンジをもたらすと話した。

「モンツァは多くの経験を持っていて、多くのレースが行なわれた。僕にとって初めてのイタリアGPは昨年だったので、僕にとっては特別なトラックだ」

「現代のF1マシンで走るなら、ムジェロは信じられないようなトラックだと思う。そこで予選アタックをするのは素晴らしいだろう。でもイモラも歴史あるトラックだ。非常に高速で、とても狭い。ファンタスティックでエキサイティングなので、僕は3つ全てのトラックでレースがしたい」