2020年のF1は新型コロナウイルスの影響で開幕が遅れていたが、7月からついにシーズンが開幕を迎える。ただ現時点ではヨーロッパで開催される序盤8レースの予定が明らかとなっているのみだ。

 F1側は今季も15レース以上の開催を目指している。そして渡航規制などの情勢もありヨーロッパでのレースはさらに拡大されるとの見方が強い。そしてその候補にはフェラーリが所有するイタリアのムジェロ・サーキットも含まれており、9月13日に同地でレースを開催するのではないかと考えられている。

 なおムジェロ・サーキットは2輪最高峰のMotoGPが開催されているサーキットだが、これまでにF1が開催されたことはない。

 同サーキットは高低差を備えつつ、中高速コーナーがメインのハイスピードサーキットであり、観客、ライダーやドライバーたちから好まれてきた。それは2012年に同地でF1のテストを行なったダニエル・リカルド(ルノー)も認めるところだ。

「ムジェロは僕が2007年に(フォーミュラルノー・イタリアで)初めてレースをしたサーキットで、シーズン中でもお気に入りの場所だった」と、リカルドは語る。

 そして現代のF1マシンでレースをすることは非常に興奮するだろうと彼は語った。

「僕はこの流れるような高速コーナーが大好きで、F1でそれをやったら……もう素晴らしいだろうと思うよ!」

「2012年にはF1のテストをやった。そして今のクルマでそこへ行ったなら、もの凄いことになるだろう。だからもし実現したなら興奮間違いなしだ」

 またムジェロ以外にもF1開催に名乗りを上げているサーキットとして、ポルトガルのアルガルヴェ・サーキット(ポルティマオ・サーキットとも呼ばれる)がある。

 リカルドはイギリスF3時代にアルガルヴェ・サーキットでタイトル獲得を決めた経験がある。彼はアルガルヴェ・サーキットもF1にとって素晴らしいコースだと考えている。

「僕は本当にポルティマオでの良い思い出を持っているんだ」と、リカルドは言う。

「ここは僕がF3でのチャンピオンシップをまとめ上げた場所なんだ」

「とても楽しんだサーキットだ。高低差と流れるような高速コーナーがあるんだ。だからそうだね、これらのいずれかが現実のものとなってもがっかりはしないよ。とてもワクワクするだろうね」

 またチームメイトのエステバン・オコンは、アルガルヴェ・サーキットがカレンダーに追加されるかもしれないことを歓迎しており、既にシミュレーターで学習をしているという。

「ムジェロやイモラのような昔ながらのサーキットが大好きなんだ」と、オコンは言う。

「ちょっと前にF3で走ったコースだ。でもポルティマオはまだ学習しないといけないな」

「もう何周も走ったし、良い感じだった。もちろん家のシミュレーターだけどね。たくさんのレースができれば僕は嬉しいし、将来もっとやれる方法があるなら、それも素晴らしいだろう」