博多華丸・大吉&近江友里恵アナ、新生『あさイチ』がイマイチなワケ

博多華丸・大吉

 井ノ原快彦・有働由美子の最強コンビが、博多華丸・大吉、そして近江友里恵にバトンタッチして始まった新生『あさイチ』(NHK総合)。

 放送開始から1か月半がたち、番組に対する意見もいろいろと出てくるようになった。

 視聴率はイノッチ・有働コンビ時代より若干落ちてはいるが、平均して10%を超えていて、同時間帯の番組の中ではまだトップを走っている。

 イノッチ・有働の人気はすさまじく、不動のものだったのだから比較するのはちょっと酷だ。新司会者たちも十分頑張っていると言っていいだろう。

 だが、先を不安視する声が出てきているのだ。

「好感度も高く、万人受けする華丸・大吉のコンビが司会に抜擢され、また女性司会者が『ブラタモリ』で人気の出た近江アナでしたから期待する声が大きかったのは事実です。

 一方で、漫才コンビが二人そろって情報番組の司会をすることを危惧する声もありました」(テレビ誌ライター)

 それは、

「バラエティ番組なら、漫才のようにギャグを交えてボケとツッコミをしながら進行できますが、朝の情報番組となると、そうもいかないと思います。

 特にNHKですからね。彼らも、NHKのカラーを気にし過ぎて、押さえているように見えます」(民放テレビ局関係者)

 漫才師としての華丸・大吉の良さが活きてこないというわけだ。

 振り返ってみれば、イノッチと有働は伸び伸びとやっていたように見えた。だが、それは長年かけて培ってきた二人の間の信頼感と置かれていた“ポジション”によるものだったのではないだろうか。

「イノッチはジャニーズのタレントで、ベテランの域にいます。有働もNHKの女子アナの中ではベテランで実力もあり、誰もが認める存在でした。

 突飛な発言で炎上するようなことがあってもリカバリー能力に長けていて、スタッフも視聴者も安心して見ていられました。また視聴者は有働のハプニング的な発言を期待していて、ついつい見てしまうんですよ。番組の企画よりも司会者が見たくてチャンネルを合わせていた視聴者は多いと思います」(前出・テレビ誌ライター)

 今の3人にそれを求めるのは無理かもしれないが、

「華丸・大吉は、漫才は面白いかもしれませんが、面白い話を引き出すのは苦手なのかも。ゲストとの会話があまりはずんでないときがありますね。まだ緊張が解けないのか、自然と笑顔が出てきていないのと、大吉がとにかく暗い(笑)。

 近江アナもアナウンスの実力はあると思いますが、アドリブがいまひとつ。『ブラタモリ』とは違って、自分が番組を引っ張っていかねばならないので、まだ負担が大きいのではないでしょうか」(前出・民放関係者)

 視聴率を保っているのは、視聴習慣で朝ドラ→『あさイチ』という流れができているからだというが、番組の魅力がなくなれば、当然その流れも止まってしまう危険がある。

<芸能ジャーナリスト・佐々木博之>
◎元フライデー記者。現在も週刊誌等で取材活動を続けており、テレビ・ラジオ番組などでコメンテーターとしても活躍中。

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