川村壱馬 THE RAMPAGE from EXILE TRIBE    撮影/廣瀬靖士

  自身が何よりも大切にしている“誠実”という言葉をタイトルにしたフォトエッセイ『SINCERE(シンシア)』を発売した川村壱馬。16人からなるダンス&ボーカルグループTHE RAMPAGEのセンターに立ち、映画『HiGH&LOW THE WORST』などで俳優としても輝きを見せる彼にとって、念願だった今作。

「グループ活動の枠だと、もっと言いたい、やりたいことがあっても、個を出しきれないもどかしさを感じることがありました。4〜5年前になりますが(同じ事務所の先輩で三代目J SOUL BROTHERSの)臣さん(登坂広臣)や、岩さん(岩田剛典)が出されているフォトエッセイを読んだときに、その人の背景まで知れて、すごく素敵だなと思って。自分でも作れたらいいなと、口にしていたことが、やっと実現しました」

 企画から約2年かけ、120%の力を注ぎ込んだ渾身の作品ができあがった。

 撮影地はロサンゼルス。地元の大阪、アーティストとして第2の人生をスタートさせた東京、メンバーとミュージックビデオを撮影したり、家族と訪れた思い出のある韓国など、いくつか候補が上がった中から選んだという。

撮影地をロスにした
意外な理由

「尊敬し、プライベートでも仲よくさせていただいている臣さんからいい場所だと聞いていましたし、僕自身、ボーカルではありますが、クランプというダンスが好きで。クランプの発祥の地であるロスに“修業に行きたい”と何度か取材などで伝えたことがある憧れの地でした。今回の撮影では、目の前でクランプを見ることはできなかったのですが、ずっと行きたかった土地に立てたことだけでもすごくうれしかったです」

 アーティストを志すきっかけはEXILEのTAKAHIROだが、RAMPAGEに加入する前、ダンスにあまり興味のなかった川村を変えたのは岩田剛典だった。

「偶然見たミュージックビデオで“この人のダンススタイル、すごいカッコいいな”と思ったのが岩さんで。実は、RAMPAGEの中で最初に本格的にクランプを始めたのは、僕。最近は、ちょっと離れてしまっているんですが」

 帰国後すぐの記憶が思い出せないほど、“ロス・ロス”になってしまったと笑顔で語る、充実した3日間を過ごした。

「カメラマンさんやスタイリストさん、スタッフのみなさんが全身全霊で向き合ってくださって。改めて、チームってこういうことなんだなって勉強をさせてもらいました。LINEのグループを作っているんですが、そのグループ名に“チーム貧欲”とつけたくらい、いい写真を撮ることに全力投球してくださって、楽しくてしかたなかったです」

 最高のチームによって制作されたことは写真から伝わってくる。本人も「こんな顔をするんだ」と思ったカットがあると言うほど、街中で、海辺で、料理をしながら、シャワーを浴び、ベッドの上でと、バラエティーに富んだシチュエーションで、さまざまな表情を見せてくれている。