久保建英所属のマジョルカは23節、非常に重要な下位対決、アウェイでエスパニョールに乗り込んだ。久保はベンチスタート。試合は後半13分、ホームエスパニョールロベルト・デ・トーマスにヘディングシュートを許し、マジョルカは先制される。その7分後、中盤サルバ・セビージャに代えて久保を投入。前節同様に先制点を許した後の最初の交代で久保を使っている。

終盤の後半41分には、フリーキックに抜け出した久保がグラウンダークロスをマイナスに入れるもヴァリィェントの決定的シュートは上へ外れる。試合はこのまま終了し、マジョルカは下位対決でバジャドリードに続き、最下位エスパニョールにも敗戦を喫した。

4試合連続ベンチスタートの久保に対してAS紙アルベルト・マルティネス記者は、「正直、久保のプレー時間の短さに驚いているよ。だから判断するにはちょっと難しいけど、でももっとゴールまで迫らないといけないと思う。判断が良くないというか、思い切りが足らないというか」と分析する。アルベルト記者は監督資格取得中でもあり、分析力も確かだ。

さらに、「例えば、ちょっとだけタイプは違うけど、レアル・マドリードのヴィニシウスと比べると、やっぱり劣って見えてしまう。彼でさえ、たまにパスとかで一瞬の判断が良くないときがあるからね。久保はそこまでいってない」と辛辣な意見をもらえた。確かにヴィニシウスはドリブル、しかし久保の武器はドリブルだけではない。周りと連携を図る久保の良さはマジョルカでは出にくい。

なぜならマジョルカは17−18シーズンセグンダB(実質3部)、18−19セグンダ(2部)、そして今シーズンプリメーラ昇格を果たしたチーム。既存戦力の約半分は3部のときと変わっていない。アルベルト記者は、「ビセンテ・モレーノ監督のやり方は好きだけど、選手の質がプリメーラに追いついてきていない。だからポゼッションをしようとするけれど、ミスが多くなってしまう。これは選手個々の能力の差。FWブディミール、MFババはすごくいいと思うけど、それだけじゃ勝てない」と明確に述べた。久保のいばらの道はまだまだ続きそうだ。

文:J SPORTS編集部