早くも好評(?)のマイベストシリーズ。第二弾は「俺の世界選抜/4−4−2」。1990年代以降にピークを迎え、フットボール全体に大きな影響を与えた名手たちを選んでみた。ちなみにこのシリーズは、筆者の独断と偏見に基づいている。異論・反論は勝手にしやがれ、である。

◆GK
マヌエル・ノイアー

◆DF
カフー
アレッサンドロ・ネスタ
フィルジル・ファンダイク
パオロ・マルディーニ

◆MF
ルイス・フィーゴ
ジネディーヌ・ジダン
クロード・マケレレ
ライアン・ギグス

◆FW
リオネル・メッシ
カブリエル・バティストゥータ

シュートストップ、エアバトルの対応、コーチング、スローイングなど、ノイアーは総合力で歴代の名GKを上まわっている。「彼がゴールマウスにいるかぎり、点は取れない」という愚痴が何度も聞こえてきた。ゴールライン上で強烈なオーラを発する彼こそが、まさしく〈守護神〉。そしてこの表現は、とくに優れたGKにだけ用いられるべきだ。日本は神様が多すぎる。

DFでマルディーニは絶対に、絶対に外せない。ACミランで、イタリア代表で長きにわたりトップパフォーマンスを維持し、個性豊かな選手たちをひとつにまとめたキャプテンシーも高い評価に値する。全盛期のスライディング・タックルは一撃必殺。ボールを奪うと同時に体勢を立て直し、丁寧なフィードも配していた。

中盤は激戦区だった。アレッサンドロ・ピルロ、チャビ・エルナンスといったトップランカーも外さざるをえず、カルロス・レドンドやフランク・ライカールトなどのスーパースターも残念ながら落選。フィーゴのクロス、ジダンの創造性、マケレレの運動量、ギグスのドリブル、かなり攻撃的ではあるが、彼らのストロングポイントが他を若干リードしていると勝手に判断した。

前線はメッシとバティストゥータにすべておまかせ。それぞれのアイデアと高等テクニックで思う存分、暴れたもらおう。「メッシは攻めから守りへの切り替えがイマイチ」などと、無粋な反応はやめとくれ。このふたりに好き勝手させておけば、フットボールは楽しいに決まっている。なお、ディエゴ・マラドーナのピークは1980年代後半と考え、対象外とした。

最後に控えを11名。◆GK:ジャンルイジ・ブッフォン◆DF:リリアン・テュラム、ファビオ・カンナヴァーロ、ハビエル・サネッティ◆MF:チャビ、ピルロ、レドンド、ライカールト◆FW:ティエリ・アンリ、ロナウジーニョ、ロナウド。

控えだって強すぎる。3バックでいけるし、ライカールトを一列下げれば4バックも可能だ。そうだ! 近いうちに3バック編もお届けしようかな。両アウトサイドってことになると、人選が違ってくる。3−4−3にするか3−5−2にするか。今回は控えにも入っていない、ある選手が思い浮かんだ。

文:粕谷秀樹