はな子が去って、まもなく2年... 井の頭自然文化園の「ゾウ舎」特別開放

東京・吉祥寺、井の頭公園の一角にある動物園、「井の頭自然文化園」で暮らしていたゾウのはな子が亡くなってから、2年近くが経つ。はな子が暮らしていたアジアゾウ舎は今でもそのまま残っており、空っぽのゾウ舎を眺めていると、さびしいような悲しいような、何とも言えない気持ちになる。

そんなゾウ舎の運動場(園内に面した屋外部分)を、2018年3月28日から4月1日まで特別開放すると、井の頭自然文化園が発表した。

はな子が見ていた場所からサクラを

はな子が井の頭自然文化園にやってきたのは1954年。1949年に戦後初のゾウとして2歳(推定)のときにタイから来日。当初は上野動物園で暮らしていたが、7歳になって井の頭自然文化園に移った。当初は文化園左側にゾウ舎があったが、その後現在の位置(園内右手側)に2代目のゾウ舎が建てられたという。

それから60年以上、中型・小型動物が主に展示されている井の頭自然文化園の中では、珍しい大型動物として暮らしてきたが、2016年5月26日に亡くなった。亡くなったあともはな子を偲んでゾウ舎を訪れる人も多く、「生きているうちにもっと見ておけばよかった」との声がツイッター上などでは見られる。

ゾウ舎。
去年ゾウのはな子が亡くなったというニュースで初めてここに居た事を知ったんだよね。今は記念館になっている。生きているうちに来ればよかったな。 pic.twitter.com/IkBlBvEVMK
- ピジョン (@pigeon_ra106) 2017年10月7日

戦時中に殺処分された上野動物園のゾウの名を受け継いだはな子。残念ながら昨年死んでしまったがその記憶はゾウ舎と共に残っている pic.twitter.com/gnGvqzs6dj
- ささにしき@うどん (@sasanishiki_48) 2017年10月14日

吉祥寺生まれで、動物好きの原点はここにいたゾウのはな子さん。誰もいないアジアゾウ舎には彼女がいた空気が、そのまま残っていた気がします。#井の頭自然文化園 pic.twitter.com/8qhXGeq74Y
- ろろすけ (@Rorosuke66) 2017年11月23日

そんなはな子が暮らしていたゾウ舎は、亡くなった後も一般公開されることはなく、記念館のような形で文化園内に残されていたが、今回初めて運動場部分を公開するという。なぜ、今公開することになったのか。

春休み特別企画・ アジアゾウ舎運動場特別開放「はな子とサクラ。」3/28-4/1の実施です。普段は入れないアジアゾウ舎の運動場を開放します。東京藝術大学の学生によるミニコンサートも開催。サクラはチョット早めに満開のようですが、お花見においで下さい。https://t.co/BRc36IACKm pic.twitter.com/9UAdVVJb5h
- 井の頭自然文化園[公式] (@InokashiraZoo) 2018年3月20日

Jタウンネットが3月20日、井の頭自然文化園に取材を行ったところ、広報担当者は「特別な理由はありません」としつつ、次のように話してくれた。

「はな子が亡くなってから時間が経ち、はな子を思い出せるようにと考えました。サクラがきれいな時期でもあるので、はな子が来園したときにゾウ舎の周りに植えられたサクラを、はな子が見ていたのと同じ場所からご覧いただければと思います」

特にゾウ舎の解体などが予定されているわけでもない、とのことだが、現在は空になっており、使用されていない状態。そのため、今後の活用方法の検討は行われているという。

「仮にゾウ舎周辺をリニューアルすることになった場合、そのまま活用することは難しく、解体することになるかと思われます」

今後もゾウ舎の特別開放を行うかは決まっておらず、ひょっとすると今回が最初で最後の開放となるかもしれない。読者の皆さんも一度足を運んでみてはどうだろうか。

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