京都・嵐電の駅名が「カッコよすぎ」!  「高輪ゲートウェイ」と比べると...

山手線の新駅名が「高輪ゲートウェイ」と発表された衝撃は、あまりにも大きかった。

まさかと思っていた案がなぜか浮上し、並み居る有力候補を蹴散らして、トップ入りしたのは、まるで悪夢のようでもあった。「ダサい」「ちょっと恥ずかしい」といったつぶやきが、SNSを飛び交ったものだ。

この騒ぎを横目につぶやいた、ある人のツイートが話題になった。それは、「嵐電の駅の名前は本当にカッコよくて惚れ惚れする」というもの。京都にある嵐電(らんでん)、つまり京福電鉄嵐山本線・北野線の駅名が素晴らしい、というコメントだ。「想像以上にカッコよくてビックリしたw」「ほんと反則だよなこれ」など、賛同する声が多かった。

そこで、嵐電の駅名を改めて見てみようと思う。

まるでタイムスリップしてしまいそうな......


京福電鉄嵐山本線の起点となるのは嵐山駅、有名な渡月橋(とげつきょう)が近くにある。ここまでは多くの観光客が訪れる場所だ。

ここから嵐電に乗って2つ目は「鹿王院(ろくおういん)」だ。駅名は沿線の寺院の名称で、足利義満が創建した寺院だ。廟を建てようとして横の藪を切り開くと、藪の中から白鹿が出てきたために名付けられたとされている。

その次の駅は、「車折神社(くるまざきじんじゃ)」だ。亀山法皇が大堰川(おおいがわ)へ出かけられた時、法皇の乗った牛車(ぎっしゃ)の車軸が折れた。この故事が車折神社の由来となった。

嵐山駅から5つ目は、「帷子ノ辻(かたびらのつじ)」。嵯峨天皇の皇后が亡くなったとき、棺を戸板にのせて送葬の途中、突風により棺に覆ってあった帷子が飛び散ったという。この出来事が伝承され、地名の由来となった。

ざっと、3つほど駅名を紹介してみたが、皇族や将軍の故事にちなんだ地名や、寺社名を由来とするものが多い。とくに「帷子ノ辻」などは、なんとも雅で優雅な駅名だ。

帷子ノ辻駅からは北野線に分岐しているが、そのまま嵐山本線を進んでみよう。


帷子ノ辻駅から2つ先が、「蚕ノ社(かいこのやしろ)」駅だ。駅の北側、木島(このしま)神社の中に、蚕を養うと書く養蚕(こかい)神社がある。この神社を地元の人は「蚕ノ社」と呼んだという。まるでタイムスリップしてしまいそうな駅名ではないか。色白の美しい女性が乗ってきそうな気もするが......。

帷子ノ辻駅から6つ先が、「西院(さい)」駅である。平安京の頃、佐比大路(現在の佐井通り)があり、さらに北へ行ったところに淳和(じゅんな)天皇の離宮「淳和院」があった。この離宮が皇居の西の方角に当たることから、別名西院(さいいん)と呼ばれ、付近一帯の地名になったことが由来だ。

嵐電嵐山本線の駅名から、とりあえず5つほど取り上げてみた。北野線にもまだまだカッコイイ駅名はあるのだが、このへんにしておこう。

そういえば、一度も乗ったことはなかったな、今度ぜひ降りてみたい、そんな駅名が揃っている気がする。「〇〇ゲートウェイ」なんて駅名は、まず見当たらなかった。(参考:京福電鉄公式サイト)


関連記事

おすすめ情報

Jタウンネットの他の記事もみる

関西の主要なニュース

京都 アクセスランキング

ランキングの続きを見る

地域 新着ニュース

新着ニュース一覧へ

総合 アクセスランキング

ランキングの続きを見る

東京 新着ニュース

東京の新着ニュースをもっと見る

東京 コラム・街ネタ

東京のコラム・街ネタをもっと見る

特集

特集一覧を見る

地域選択

記事検索