「香川県の一部地域で風呂うどんの習慣があるという情報が本当なのか気になっています」

先日、Jタウンネット編集部のツイッターにこんな疑問の声が届いた。うどん県として知られる香川とはいえ、お風呂に入りながらうどんを食べるとは...。

はたして、この話は本当なのだろうか。

真相を知るべく、Jタウンネットは2020年3月18日、香川県観光協会に詳しい話を聞いてみることにした。

一部地域では...

風呂でうどん!?(画像は香川県観光協会から)

単刀直入に、「お風呂でうどんを食べるのか」と聞いてみると...。

「一部地域では、そういった風習がありますね」

こう答えるのは、観光協会専務理事の内田裕幸さんである。本当に食べる風習があるようだ。詳しく話を聞けば、厳密な調査などをしたわけではないものの、

「家を新築したときに風呂でうどんを食べる風習はあります。主に香川県の西讃(西部)に多くみられますね」

と話す。家を建てた時に、親戚や近所の人が集まり、年長者から順にお風呂に浸かりながらうどんを食べるというのだ。

ただし、この風習が始まった時期は分からないそうだ。

内田さんが聞いた話によると、西部に位置する三豊市や観音寺市で行われているともいう。三豊市出身で現在62歳だという内田さんは、自身は経験がないものの、妻の実家が新築された時には、親戚などが集まり、お風呂でうどんを食べたと聞いたことあるそうだ。

湯船でうどんを食べる風習には、

「脳卒中にならないために、太く長く生きられるように」

と願いが込められているとの説も。また内田さんは、あくまで推測ではあるが、

「昔は外に風呂がある家もあったため、家の中と外の気温差で脳卒中になる老人が多かったのかもしれないですね」

と話す。お風呂とうどんの繋がりはよくわからないらしいが、香川県ではお祭りなどの祝い事には、うどんはつきものだという。

香川ならではの風習である。うどん県にはまだまだ、興味深いネタが眠っていそうだ。