地元を離れて違う街に引っ越して、風土や食文化の違いに驚いた経験がある人、きっと少なくないはずだ。とくに県をまたいで移動する場合は、そうしたカルチャーギャップに直面する機会が多くなる。

Jタウンネットでは、「○○県に引っ越して驚いたこと」というテーマで読者投稿を募集している。今回は、宮城から東京に引っ越したH太さん(30代男性、会社員)からの投稿を紹介したい。

憧れの東京生活のはずが... 憧れの東京生活のはずが...

大学進学を機に上京したH太さん。東京西部の某市に住み始めた彼は、

「東京のピラミッドの奥深さ」

に直面したという。

地方民から見れば、港区も八王子も同じ東京。しかし、実際に都内に引っ越したH太さんは、同じ都民の中にも、漠然とした「ヒエラルキー」が存在することに気付いたという。

いったい、どういうことなのか。彼の投稿を詳しく見ていこう。

「一応23区です」の悲哀

「地方の人間は大体似たところがあると思いますが、『東京』というものに漠然とした憧れがありました。(地元の宮城に)旅行などで『東京から来た』と言う人がいると、なんだかうらやましく見えたものです」

上京前に抱いていた東京のイメージについて、こう説明するH太さん。要するに、東京に住んでいるということ自体が、ある種のブランドやステータスに見えていたということ。「地方民あるある」の定番だろう。

その後、都内の大学に進学し、憧れの東京生活を始めることになったH太さん。

家賃を抑えるため、東京23区外に住むことに決めた彼。ほどなくして、次のような点に気付いたという。

「東京都民の中にも細かくヒエラルキーがあり、まず23区以外は『都下』と呼ばれ、都民によってはそれを(半分冗談だとは思いますが)東京都とは認めていないことを知りました」

東京都内のヒエラルキー。言われてみれば、筆者も神奈川から上京して10年になるが、どことなくそうした空気を感じる機会はあった。

とくに、長いこと東京の中でもかなり千葉寄りのエリアに住んでいたので、コンパなどではやや自虐的に「一応23区です」と言ったこともあった。思い返せば、これも東京ヒエラルキーの一端だったのかもしれない。

上野・アメ横の光景(画像はイメージ) 上野・アメ横の光景(画像はイメージ)

山手線の外は「田舎」なの...?

少し話がそれてしまったが、H太さんの投稿メールにもどろう。彼が東京に住んでみて感じたのは、23区内・外の格差だけではなかったそうだ。

「東京でできた友人によれば、23区内の中でも外縁の区は田舎(!)扱いで、更には環七より外はダメとか、山手線内でなければ都会とは言えないなど細かな区分があり、東京のピラミッドの奥深さを知りました」

山手線の内側の面積は約65平方キロメートルとされる。これは、東京全体の面積のうちたった3%ほど。非常に限られた土地であることは間違いない。しかし、その外側をまるっと田舎扱いとは、やや大胆すぎる気もするが...。

東京人のみなさま、いかがだろうか。

「○○県に引っ越して驚いたこと」募集します

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