食べ物には、それを一番美味しく食べられる時期「旬」がある。例えばナスやトマトは夏が旬だし、カツオやキノコ類は秋が旬だ。

ポテチの「旬」とは?(画像はパンティ田村(@ijinblog)さんのツイートより・編集部でトリミング)

そんな旬の時期が、実はポテトチップスにも存在すると提唱するツイートが話題になっている。ジャガイモの旬ならともかく、ポテトチップスの旬とは一体どういうことなのか?

話題になっているのは、ツイッターユーザーのパンティ田村(@ijinblog)さんが2021年1月13日に投稿したツイート。お菓子メーカーの湖池屋(東京都板橋区)が販売しているポテトチップスの「のり塩」は季節ごとに製法を変えており、中でも今の時期は青のりが沢山付いていておいしい「旬」だ、と述べている。

投稿に対しツイッター上では、

「めっちゃいいこと聞いた」
「明日お菓子パーティーする予定のところにナイスタイミングで素晴らしい情報を知れた!」
「袋によって青のりの混ざり方が違うなと思ってた謎が解けました!」

といった声が寄せられている。

5月からは九州産、8月からは北海道産のジャガイモ

Jタウンネット編集部は14日、投稿主の田村さんに詳しい話を聞いた。湖池屋ののり塩ポテチのことが、週に二袋くらい食べているほど好きだという田村さんは、

「(美味しさの)理由は絶妙な唐辛子のバランスですね。他社ののり塩には唐辛子を入れていない物が多いですが、あの唐辛子の辛味が後引くうまさを実現しています。また、たまに入っている小さいチップスに青のりシーズニングが大量にまぶされている、いわゆる『当たり』を引いた時の喜びは射幸心を煽るとして禁止されてもおかしくないですね。

そして個人的に外せないのが温かい日本茶に合うという点です。湖池屋ののり塩は少し他のポテチよりしょっぱいんです。口の中の塩と油を温かい日本茶がほのかな苦味とともに洗い流してくれる。そしてその後で指についたシーズニングを舐めるところまでが作法です」

とその魅力を熱く説明する。

今回、そんな湖池屋のり塩ポテチの「旬」をツイートした経緯については、

「15年くらい前にのり塩の味が変わったと思う時があり湖池屋にメールで問い合わせをしたところ季節によってジャガイモが変わるので味の調整をしている、と回答をもらいました。なので僕の好きな味付け(小さめチップスに青のり多め)の時を旬と言っていたのですが、今回それをツイートしたところたまたまバズりました」

とのこと。味の変化を感じ取れるほどにまで、普段から愛好しているということだろう。

良い子のみんなにだけ教えてあげるけど、今湖池屋ののり塩が「旬」です。季節によって製法変えてるんだけど、見た目青のりが多いこの時期がしょっぱくて最高。熱い日本茶をお供にして食べると天上人のおやつ。 pic.twitter.com/03QHzprmaH
- パンティ田村 (@ijinblog) January 13, 2021

ポテトチップスの「旬」について、Jタウンネットは14日、湖池屋にも取材した。取材に応じた広報課の担当者は、

「湖池屋ポテトチップスの原料となるジャガイモは、九州〜北海道まで全国各地で栽培されていますが、産地によって収穫時期が異なります。5月に九州での収穫がはじまり、8月からは北海道での収穫時期となります(収穫時期を示すラインが北上していく様子は『じゃがいも前線』と表現されることもあります)。

北海道での収穫が終了すると、翌年5月の九州での収穫時期まで、それまでに収穫したじゃがいもを大切に保管しながら使用します」

と説明。ポテトチップスの製造時期によってジャガイモの産地・状態が異なるので、それに伴ってチップスの厚みや揚げ時間なども調整しているそうだ。

「弊社としては、いつでもおいしい『のり塩』をお届けするべく日々努力・工夫を続けており、基本的には季節によって味・見た目が大きく異なることのないように調整しております。しかしながら、じゃがいもは生ものであるということもありまして、チップスの食感や大きさに違いが出てしまうこともあり、熱心なファンの方や味に敏感な方などは、季節による味の違いを感じられることもあるのだと思います」(担当者)