独立行政法人 NITE・製品安全センターは、テーブルタップによる事故事例を発表した。主な事例は以下の3つ。

【事例1】テーブルタップに暖房器具を接続して使用していたところ、コンセント部が焼損した

 最大消費電力1,500Wまでのテーブルタップに、電気ストーブ(1,000W)と電気カーペット(700W)を接続して使用していたため、差込みプラグ内部が異常発熱し、焼損したものと考えられる。

【事例2】コンセントに接続したテーブルタップ付近から出火し、周辺を焼損した

 コンセントにテーブルタップの電源プラグを長期間接続したまま放置していたため、接続部にほこりなどが蓄積し、トラッキング現象が生じて焼損したものと考えられる。

【事例3】テーブルタップ付近から出火し、周辺を焼損した。

 使用者がテーブルタップの電源コードを机の脚で踏んでいたために、コードの芯線が断線してショート及びスパークが生じ、焼損したと考えられる。

 NITEではこうした事故を防ぐため、事例ごとに注意喚起を行なっている。事例1では、テーブルタップには接続可能な最大消費電力が定められているため、電気製品を接続する際は、それを超えないように注意する必要がある。接続可能な最大消費電力は、テーブルタップ本体やパッケージに記載。複数の電気製品を接続する際は、それぞれの消費電力を確認するよう呼び掛けている。

 事例2では、コンセントとの間に隙間が生じないようにしっかりと差し込み、定期的に掃除してほこりを取り除くよう喚起。電源プラグとコンセントとの間に隙間がある状態で長期間差したままにすると、電源プラグに異物が接触したり、ほこりやペットの尿などの液体が付着したりすることで、ショートやトラッキング現象が生じるおそれがあるという。

 事例3では、延長コードやテーブルタップの電源コードを屈曲させる、踏みつける、といった使い方をすると、電源コードの芯線が断線して、異常発熱や発火の原因となるおそれがあるとする。電源コードを机やドアなどに挟み込まないように、設置場所に配慮する必要がある。キャスターなどが通過する場所は、電源コードにカバーを付けるなどすることで保護可能だ。