福島電力が破産へ 負債4億円

 電力小売りから撤退した福島電力(福島県楢葉町)は10日までに、福島地裁いわき支部から破産開始決定を受けた。決定は8日付。東京商工リサーチ郡山支店によると、負債額は2017年9月期決算時点で約4億円。
 同社は16年10月、東京電力福島第1原発事故で一時全町避難した楢葉町を登記上の本社に設立。17年2月に電力小売りに参入した。今年5月、東北の新電力で初めて小売りからの撤退方針を公表。他社への契約仲介事業に切り替えた。債権者が破産手続きを申し立て、同社は争う姿勢を示していた。
 電力小売りでは全国の不動産会社などと提携し、入居時に契約を結ぶ手法で顧客を獲得。料金請求事務などが追い付かなくなり、契約者とのトラブルが相次ぎ、事業撤退につながった。


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