相双五城信組(福島県相馬市)は14日、東日本大震災と東京電力福島第1原発事故で休止していた福島県浪江町の浪江支店を8年10カ月ぶりに営業再開させた。休止中の大熊(大熊町)、富岡(富岡町)両支店の業務も担う。
 JR浪江駅の近くにあり、全面改修した支店前であった式典で梅沢国夫理事長は「3月にはJR常磐線も全線再開となる。双葉郡復興のために全力で頑張りたい」とあいさつ。浪江町の吉田数博町長が「町中心部のにぎわいの再構築に期待がかかる」と祝い、関係者でテープカットした。
 原発事故による町の避難指示が一部で解除された2017年春に町に帰還した青田宗夫さん(83)は、早速窓口を訪れ「近くにあると便利。店舗に知人がいるので安心だ」と話した。
 支店は4人で担当。町出身の北正勝浪江支店長は「帰還した高齢者や新たな交流人口のため、地域密着型で寄与したい」と意気込みを話した。