JR東日本の坂井究仙台支社長は26日の定例記者会見で、新型コロナウイルスの感染拡大により、3月の東北、山形両新幹線の利用客がともに前年に比べ5割弱に半減したことを明らかにした。4月の予約も4割程度に落ち込んでいるという。
 管内の在来線も、券売機などの収入ベースで前年の7割弱に減少。定期券利用は含まないため、実際の利用客数はさらに少ないとみられる。
 JR東は3月上旬以降、新幹線の換気機能使用に加え、在来線は終着後にドアを全開して換気を実施。つり革や手すりの消毒も2日に1回実施している。坂井支社長は「緊張を緩めず対応したい」と話した。
 東京五輪・パラリンピックが1年程度延期され、JRグループや自治体が2021年4〜9月に展開する東北デスティネーションキャンペーン(DC)の期間と重複する可能性が高い。
 坂井支社長はDCの日程変更は困難との認識を示し「五輪を機に世界にPRして東北に来てもらうとともに、終息後を見据えた一過性でない受け入れ体制につなげたい」と述べた。