<震災遺構>気仙沼向洋高旧校舎を全体保存へ

<震災遺構>気仙沼向洋高旧校舎を全体保存へ

 宮城県気仙沼市の菅原茂市長は13日の記者会見で、東日本大震災の遺構とする気仙沼向洋高旧校舎に関し「価値を再認識した」と述べ、これまで南校舎のみとしていた保存範囲を見直し、旧校舎全体に広げる方針を正式に明らかにした。
 菅原市長は「見学者らから校舎全体が手つかずの状態で残されていることを評価された」と説明。年間4200万円と試算される維持費増の懸念には「保存対象に加わる北校舎や総合実習棟は人が立ち入れないようにしてそのまま残し、負担を抑える。遺構の価値が上がれば運営の採算性も高まる」と語った。
 内部公開は南校舎のみとし、見学路やエレベーターを整備する方針。
 市は旧校舎のそばに、被災した岩井崎プロムナードセンターを復旧させて展示施設とする計画で、2018年度中の開館を目指して地元住民と基本設計案を練っていた。菅原市長は「方針変更でセンターの建設場所にも影響が出るので(今月中にも)地元にしっかり説明する」と話した。
 市の要望を受け、県は南校舎を除く旧校舎解体工事の入札を取り消した。

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