原爆と土崎空襲 体験を語り継ぐ 秋田で講話会

原爆と土崎空襲 体験を語り継ぐ 秋田で講話会

 1945年8月、広島に投下された原爆と秋田市であった土崎空襲の体験者による「ヒロシマ・土崎被爆証言講話会」が15日、同市のにぎわい交流館AU(あう)であった。市の主催で市民ら約30人が参加した。
 原爆の体験を語ったのは、ヒロシマピースボランティアの山本玲子さん(79)=広島市=。国民学校1年生の時、爆心地から4.1キロ離れた校庭で、B29を見上げた直後に被爆した。
 水を求めて動けなくなる人や遺体にハエがたかる当時の様子などを証言し、「戦争で犠牲になるのは一般市民。二度と同じ過ちは繰り返してはならない」と力を込めた。
 土崎空襲は終戦前夜の8月14日夜から15日未明にかけ、国内最大の軍事基地とされた日本石油秋田製油所を狙って爆弾約1万2000発が投下され、250人以上の命が失われた。
 体験者らでつくる土崎港被爆市民会議の伊藤津紀子さん(76)=秋田市=は「空襲があったことを知らない県民も増えてきた。語り継ぐことで風化を防ぎたい」と話した。

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