<八木山動物公園>シニアが元気 国内最高齢3種3頭に スマトラトラ「クンデ」12歳

<八木山動物公園>シニアが元気 国内最高齢3種3頭に スマトラトラ「クンデ」12歳

 仙台市八木山動物公園(太白区)のスマトラトラ「クンデ」(12歳、雄)が昨年12月、国内最高齢になり、同公園にいる国内で最も長生きの動物は3種3頭となった。元気なシニアが活躍する人間同様、動物たちも個性豊かに来園者を楽しませている。

 大阪府の遊園地の20歳のスマトラトラが昨年12月9日に死んだことに伴い、最高齢となったクンデは、ノシノシと歩く姿に威厳さえ漂う。親子連れが名前を呼んでも、毛繕いに余念がない。「物事に動じない性格で、ほえる声が大きく太くて格好いい」と、飼育員がほれ込むほどだ。
 どっしり構えて毛並みもきれい。人間なら40〜50歳のダンディーだ。雌バユとの繁殖活動が期待される。
 ホッキョクグマのナナは33歳。人間に換算すると、90〜100歳になる元気なおばあちゃんだ。好奇心旺盛で新しい遊びが大好きという。「いつも元気に動き回り、心は若い」(飼育員)といい、さらに長寿を目指せそうだ。
 のんびりシニアもいる。ニシゴリラのドンは推定49歳の雄。ゴロンと転がって休む姿は、茶の間でまどろむおじいちゃんのよう。人間のおよそ90歳に相当する。高齢で体力が落ち、数年前から胸をたたいて強さをアピールするドラミングをしなくなった。
 飼育員は「ドンは頑固なおじいちゃん。餌を食べる順番が思い通りにならないと、うなり声を上げるが、かわいらしいところもたくさんある」と話す。
 3種は全て絶滅の危機にあり、国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストに記載されている。希少種のため、新たに動物園に導入するのは難しい。
 大内利勝園長は「来園者が一日でも長く動物たちの姿を見られるよう、体調管理など最大限の努力をしたい」と話し、万全のサポートをする決意だ。

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