<仙台東署>児童館で初の防犯訓練 相次ぐ小学生女児殺害事件、校外での安全強化急務

<仙台東署>児童館で初の防犯訓練 相次ぐ小学生女児殺害事件、校外での安全強化急務

 新潟県や岡山県で下校時間帯に小学生女児が殺害される事件の発生や発覚が相次ぎ、校外の安全対策強化の必要性が指摘される中、仙台東署は児童館での不審者事案を想定した初の防犯訓練を実施した。児童館という保護者も教職員も不在の場所で子どもをどう守るか、参加者は真剣な表情で訓練に取り組んだ。
 6日、仙台市宮城野区の市榴岡児童館。玄関付近にサングラスとマスクを付けた署員が扮(ふん)する怪しい男がうろつく。庭に響く子どもらの笑い声をかき消すように「中に入って!」「急いで!」と女性職員が叫ぶ。
 子どもらを館内に誘導した後、中に押し入ろうとする男を男性職員らが制止。110番を受けた署員が駆け付けたところで実地訓練が終了した。
 訓練には児童や職員、榴岡防犯協会員ら約200人が参加した。講評した同署の担当者は「高圧的に対応せず話を聞き、不審人物の行動目的を見極めてほしい」と助言。斎藤純子館長(61)は「日頃から訓練し、いざという時にまっとうな対処ができるようにしたい」と話した。
 実地訓練のほか、職員らは護身術や刺股の使い方などを、児童らは「行かない」「乗らない」などの頭文字を取った防犯標語「いかのおすし」を、それぞれ学んだ。
 宮城県警県民安全対策課によると、今年の県内での小学生に対する声かけや付きまといなど脅威事案の発生は4月末現在、前年同期比12件減の166件だが、全体的には増加傾向にあるという。約4割は下校途中に起き、校外での見守りの重要性が高まっている。
 新潟の事件が起きた5月以降、仙台東署は下校時間帯の巡視を強化した。長谷川周生活安全課長は「榴岡などJR仙台駅周辺は外部者の往来が多い。不審な人物がいたら、ためらわずに110番してほしい」と呼び掛ける。

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