広瀬川河畔の「キリシタン殉教碑」半世紀ぶり改修 3カ国語の碑文加え、宣教師ら9人の史実継承

広瀬川河畔の「キリシタン殉教碑」半世紀ぶり改修 3カ国語の碑文加え、宣教師ら9人の史実継承

 仙台市青葉区の広瀬川に架かる大橋のたもとに半世紀近く前に建てられた「仙台キリシタン殉教碑」が改修され、英語など3カ国語の碑文が加わった。改修を呼び掛けた仙台、塩釜両市内8教会の信徒たちは「仙台に来る多くの外国人たちにも、ここを訪ねてもらえたら」と願う。

 殉教碑は、江戸幕府のキリスト教禁令で捕らえられたポルトガル人宣教師のカルバリヨ神父や武士ら9人が、1624年2月に広瀬川河畔の水牢(みずろう)で命を落とした史実と9人の名を刻む。碑の上には天に祈りをささげる同神父と武士、農民の銅像が建つ。
 殉教から350年を前にした1971年9月、カトリック元寺小路教会(仙台市青葉区)の信徒らが中心となり、西公園(同)内に建立した。東日本大震災で碑の一部が倒れたり、長年の風雨で黒く汚れたりして傷みが目立っていた。
 このため、8教会の50代以上の男性信徒でつくる「カトリック仙台壮年の会」の発案で募った約300万の寄付金を元手に、カトリック仙台司教区が昨年夏から改修工事を実施した。
 高さ1メートル90センチ、幅3メートル50センチの元の碑の両側に英語、スペイン語、韓国語で刻んだ高さ1メートル90センチ、幅80センチの石碑二つを新設。碑の前にカンツバキを植える作業が2日に終わり、工事が完了した。
 仙台壮年の会の山田務さん(75)=太白区=は「先輩方が建てた碑を、やっと修復することができた。今後も長くきれいに維持されてほしい」と殉教碑を見つめた。岡田謙一さん(75)=同区=は「ここを訪れる外国の人たちにも、碑文の内容を理解してもらえるようになってよかった」と語った。
 8教会は毎年、命日に近い2月の第4日曜日に碑の前で殉教祭を行っている。

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