<栗原市官製談合>同一施設でペア受注6回 最低制限価格で落札も

<栗原市官製談合>同一施設でペア受注6回 最低制限価格で落札も

 宮城県栗原市発注の交流施設エポカ21の建築改修工事を巡る官製談合事件で、公競売入札妨害容疑で逮捕された丸安建設社長白鳥泰行(51)=栗原市築館源光=、米倉設備工業専務米倉智章(51)=同市築館=の両容疑者の各会社が、少なくとも2012年からエポカ21を含めて計6回、同一施設の建築工事と設備工事を市からそれぞれ受注していたことが11日、市の入札記録で分かった。宮城県警は逮捕容疑以外の入札でも不正がなかったか調べる。

 両容疑者は今年2月7日にあったエポカ21の建築改修工事の制限付き一般競争入札前に、市建設部次長佐藤義夫容疑者(58)=同市一迫、官製談合防止法違反などの容疑で逮捕=から設計価格の情報を得た疑いが持たれている。
 入札記録によると12年以降、エポカ21のほか志波姫小体育館災害復旧、若柳中プール改築など教育施設5工事の入札で丸安が建築工事、米倉が機械設備工事をそれぞれ落札。この間、佐藤容疑者は市教委で教育施設の工事を担当し、15年4月から市の建設部門で施設工事全体を統括していた。
 5工事のうち、瀬峰地区幼保一体施設の機械設備工事の制限付き一般競争入札(16年12月、参加8社)は落札価格と最低制限価格が同額。同施設の建築工事の制限付き一般競争入札(同、4社)の落札価格は最低制限価格より4000円高いだけだった。
 この施設の入札結果は、落札価額が建築工事で最低制限価格と同額、設備工事で5000円上回っただけのエポカ21の入札結果と酷似する。丸安、米倉両社を知る県内の建設業者は「丸安は技術者が足りず、単独で事業を丸抱えできないため米倉とペアを組んだのではないか」と指摘する。
 県警は11日、3容疑者を送検した。


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