<栗原市贈収賄>市幹部「へそくりに」 両被告起訴内容認める

 宮城県栗原市発注工事を巡る贈収賄事件で、収賄などの罪に問われた市建設部参事佐藤義夫(58)=起訴休職=、贈賄などの罪に問われた同市の米倉設備工業専務米倉智章(51)両被告の公判が11日、仙台地裁であり、2人は2件の贈収賄行為について起訴内容を認めた。
 冒頭陳述で検察側は、佐藤被告が2010年ごろから、市発注工事の最低制限価格算定の基となる設計価格を米倉被告に漏らす一方、米倉被告は13年7月以降、佐藤被告から頼まれた自宅工事など計11件について格安の代金を請求したと指摘した。
 佐藤被告は起訴された2件では結果的に全額の支払いを免れたとされる。検察側は「漏えいの発覚が不安になって(米倉被告に)代金を持参したが断られたので持ち帰り、退職後の旅行用のへそくり貯金に足した」とする佐藤被告の供述内容も明らかにした。
 起訴状によると、佐藤被告は昨年9月と11月、米倉被告から購入した冷凍庫と自宅台所のレンジフード交換代金計約23万円の支払い免除を受け、同10月4日の栗駒山麓ジオパークビジターセンター機械設備改修工事と、今年2月7日の市交流施設エポカ21機械設備改修工事の各制限付き一般競争入札の設計価格を、米倉被告に漏らしたとされる。


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