国際教養大(秋田市)は、新型コロナウイルスの国内外での感染拡大を踏まえ、7月末までの春学期の授業を全てオンラインによる遠隔で行うと決めた。その対応のため、4月9日に予定していた授業開始を同20日に遅らせる。
 世界各地の200大学と提携し交換留学生を受け入れている同大は、1年生は寮に入り2年生以上も多くが学内の宿舎で暮らす。全体の8割の学生がキャンパス内で生活している環境から感染リスクが高くなることを想定し、遠隔授業を導入することにした。
 新入生を含む全学生が原則として自宅でパソコンなどを使い履修する。講義を配信し、電子メールで質疑応答することなどが考えられるという。大学の担当者は「安全と単位取得の両面を考慮した」と説明する。
 9月に始まる秋学期以降は状況が落ち着いたら通常の講義形式に戻す。鈴木典比古学長は大学のホームページで「学生の安全を第一に考え、苦渋の決断をした」と記す。
 2月1日現在の学生は804人。卒業式と修了式を延期し、来月8日の入学式も延期を決めている。