村井嘉浩宮城県知事は29日の定例記者会見で、県内の飲食店などで新型コロナウイルスの感染者が再び確認され始めた6月下旬の状況について「対策が十分とは言い難い」と述べ、3密回避や消毒などを徹底するよう改めて要請した。
 村井知事は、店側の取り組みに「濃淡がある」と指摘。対策経費の補助を本年度一般会計補正予算案に盛り込んだことに触れ、県議会6月定例会での成立後に活用を促す方針を示した。
 現時点で4人の感染が確認されている仙台市の飲食店名を非公表としている理由を巡っては「管轄する仙台市の考えを尊重する」と説明。「できるだけ広く伝えた方がいいと思うが、いたずらに不安をあおるべきではないとの判断が働いたと聞いている」と答えた。
 クラスター(感染者集団)は「同一施設で5人以上感染した事案」と定義されている。村井知事はさらに患者が増えた場合は、公表が妥当との考えを示唆し「市とすり合わせをしたい」と語った。
 新型コロナに関する政府の専門家会議の廃止方針には「事情は分からない。いずれにせよ政府方針を基にしっかり対応したい」と強調。県内の感染症対策は、引き続き医師らの意見を聴いた上で判断するとした。
 ともに7月5日告示の名取市長選で無所属現職山田司郎氏(57)を、角田市長選で元市議の無所属新人黒須貫氏(55)を、それぞれ応援すると表明。過去の実績などを理由に挙げた。選挙初日にマイクを握るという。