<楽天>銀次で締め 3度追い付き延長サヨナラ

<楽天>銀次で締め 3度追い付き延長サヨナラ

 4時間半近い熱戦に選手会長が終止符を打った。延長十一回1死一、二塁から、東北楽天の銀次が左中間への適時二塁打を放ってサヨナラ勝ち。二塁を回ったところでチームメートの手荒い祝福を受け、「冷静に打席に入れたのが結果につながった」と破顔した。
 口火は1軍最年少のオコエが切った。1死から石川直(山形中央高出)のカーブをうまく左翼線へ運び、一気に二塁へ到達。茂木の敬遠気味の四球を挟み、銀次へと回った。4試合連続安打と好調のオコエは「チャンスメークできれば上位の茂木さんたちにつなげる。9番は自分に合っている」と役割を口にする。
 打線は今季の粘りを象徴するように、一、三、七回と3度勝ち越しを許しながら、その都度同点に戻して食らい付いた。
 八回以降は好機で一打が出ず、九回には1死満塁と絶好のサヨナラ機を築きながら中軸が凡退。重い雰囲気になりかねない展開でもベンチでは誰も下を向かず、最後にチャンスをものにした。梨田監督は「なかなか勝ち越せない中で、最後の1点を与えずに延長で勝った。チームに勢いがつく」と選手をたたえた。
 選手それぞれも、その価値をかみしめている。「今日の勝ちは大きい。東北にもう一度笑顔を届けられるよう、日々努力していく」と銀次。カード2連勝で首位を堅守し、敵地大阪でのオリックス戦に臨む。(浦響子)

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