女子会広がれ 引きこもり、悩み…共有の場

女子会広がれ 引きこもり、悩み…共有の場

 引きこもりを経験したり、生きづらさを抱えたりしている女性を対象に、当事者が開く「ひきこもり女子会」が、活動の場を広げようとしている。女子会をつくりたい人に向けた講座開催に加え、北海道から九州までを巡る全国キャラバンを実施。地域などに関係なく、誰でも参加できる場所を増やすことが目的だ。 女子会は、一般社団法人ひきこもりUX会議が昨年6月から開催している。従来の当事者会は男性が中心で、居心地の悪さを感じる女性は少なくない。そのため、女性だけで安心できる会には毎回数十人が集まる。同会議代表理事の林恭子さん=横浜市南区=は「毎回反響があり、求められ、必要とされている」と感じている。 活動を重ねる中で課題も見えてきた。 一つは、女子会を立ち上げる動きが広がらないこと。一部の当事者や支援者が開く、3カ所程度にとどまる。さらに、首都圏が中心という開催地域の問題がある。これまでの計20回で延べ650人が参加したが、北海道や九州など遠方からの人もいた。交通費負担の重さや体調不安などから、各地域での開催を求める声が寄せられたため、今夏から課題解消に向けた具体的な活動を始めた。 6、7月には、フォーラム南太田(横浜市南区)で初めて「ひきこもり女子会の作り方講座」を実施。2回の講座では、当事者と支援者の計40人がグループに分かれ、活動内容やテーマなど理想の女子会のイメージを出し合った。 「公共施設のカフェで、少人数で気軽に話せる会」「特別な企画をするなら準備がいるので、予約制に」「美術館やテーマパークを巡りたい」など、出てきたアイデアはさまざまだ。同会議代表理事の恩田夏絵さんは「いろいろな種類の女子会があっていい。開きたいと思ったら相談してほしい」と呼び掛ける。 9月からは、「ひきこもり女子会全国キャラバン2017」を始める。各地の支援団体と協力し、北海道から福岡まで全国延べ11カ所で開催。同じような経験を持つ女性が集まる場を各地域で提供することに加え、「その地域で女子会をつくる種まきになれば」という目的もある。 全国キャラバンでは専門家の協力を得て、引きこもり女性の実態調査を行う。女子会のつくり方も、ブックレットにして発行する予定だ。林さんは「自宅でお茶を飲むだけでも女子会になる。規模は大きくなくていい。今すぐは難しくても、いつか立ち上げる人が出てほしい」と期待を込める。

スゴ得でもっと読む

スゴ得とは?

関連記事

おすすめ情報

神奈川新聞の他の記事もみる

関東甲信越の主要なニュース

神奈川のニュースランキング

ランキングの続きを見る

地域の新着ニュース

新着ニュース一覧へ

人気記事ランキング

ランキングの続きを見る

東京の新着ニュース

東京の新着ニュースをもっと見る

コラム・街ネタ

東京のコラム・街ネタをもっと見る

特集

特集一覧を見る

地域のニュースを見る

地域を選択してください

戻る都道府県を選択してください

記事検索