原点演じ新たな挑戦 17、18日に市民劇団「遊行かぶき」公演

原点演じ新たな挑戦 17、18日に市民劇団「遊行かぶき」公演

 藤沢市の市民劇団「遊行舎」が17、18の両日、同市鵠沼東の藤沢市民会館で恒例の遊行かぶきを公演する。劇団結成21年目の上演作品は、遊行かぶきの原点とされる「瓜の涙−ある地霊の物語」。劇団主宰の白石征さん(77)は「節目を飾るにふさわしい記念碑的公演。新たな挑戦に向けて、いま一度演じたい」と意気込む。 遊行舎は、藤沢発祥の民衆かぶきに取り組んでいる市民劇団。1996年の発足以来、白石さんが親交の深かった劇作家・寺山修司の芝居を多く上演してきた。 寺山が脚色したNHKのラジオドラマ作品「瓜の涙」は、遊行舎の前身である藤沢演劇クラブが初めて演劇化し、93年に公演した。構成・演出を担当した白石さんは「苦労して創り上げた作品で、これがあったから頑張って続けてこられた」と話す。当時の劇評では「寺山修司没後10年の記念公演の中で群を抜く収穫」などと評され、以来、東京公演も行われた。 「遊行かぶきの原点」を今回演じるのは、藤沢市内在住の主婦や学生ら。約1カ月間の稽古はそれぞれのスケジュール調整が難しく「当日まで綱渡りの状態が続くが、これもまた市民劇団の面白さだ」と笑う。 遊行かぶきは伝統文化を藤沢から発信しようと始まったが、白石さんは「作品自体、大衆演劇の要素を持っている。より多くの人に楽しんでもらえたらうれしい」と話している。 開演は17日は午後7時、18日は午後2時半、同7時の2回。チケットは大人3千円(前売り2800円)、大学生2千円、中高生千円。問い合わせは、実行委員会電話0466(34)9841。

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