赤字閉店の直売所「経営ノウハウなかった」

赤字閉店の直売所「経営ノウハウなかった」

◆運営の横須賀市関連法人が検証

 神奈川県の三浦半島産の農水産物などを扱う大型直売所「よこすかポートマーケット」(横須賀市新港町)が赤字経営により来年3月末で閉店する問題で、運営する市の全額出資法人「シティサポートよこすか」に店舗を経営するノウハウがなく、問題意識も薄かったことが13日、分かった。市が同日の市議会総務常任委員会で、事業撤退に関する法人の検証結果を報告。委員からは「あきれて物が言えない」など厳しい意見が飛んだ。

 ポートマーケットは2013年3月に開店。店舗全体として売り上げ目標を一度も達成できず、毎年1億1千万円〜7400万円の赤字を生み出した。その累積額は4億円以上という。

 検証結果で、法人は最大の問題点として「店舗経営のノウハウがないままスタートし、開店後も抜本的な改善を行えずに経営を継続したこと」と総括。計画時から開店までの問題点に「店舗経営のノウハウがないことへの問題意識が薄く、計画段階で経営の経験者を配置しなかった」ことを挙げた。

 法人は「新築経費が不要で駐車場が広く確保できることから、倉庫を買い取ることが有利と判断し」、民間企業の冷凍倉庫を買い取って直売所に改装。だが実際は店舗レイアウトに制約が多く、多額の改修費用もかさみ、「新築の方が安かった」という。

 開店後も売り上げが好調だった水産物と物販(土産物、精肉)に比べ、農産物と飲食は伸びず。それでも法人は「売り上げ増に向けた有効な手だてを講じなかった」という。

 開店を巡っては、法人の前身・都市施設公社の理事長に、前市長が「(仮称)地産地消マーケット」の事業主体を依頼した経緯がある。常任委では委員から「ノウハウを持たない法人に直売所の経営を任せたことが間違い」と市の責任を問う声も上がった。

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