神奈川県内のケーブルテレビ局6社は14日、県から、災害対策基本法に基づく「指定地方公共機関」に指定された。災害関連情報の提供を充実させ減災を促進する目的で、ケーブルテレビ事業者の指定は関東地方で初という。

 指定されたのは、県ケーブルテレビ協議会会員で県内に放送エリアを持つ、ジェイコム湘南・神奈川(横浜市中区)、厚木伊勢原ケーブルネットワーク(厚木市)、イッツ・コミュニケーションズ(東京都)、湘南ケーブルネットワーク(平塚市)、YOUテレビ(横浜市鶴見区)、横浜ケーブルビジョン(同市保土ケ谷区)の6社。地震や台風など災害時に、放送機関として気象予報や警報などの周知、災害状況などの放送、放送施設の保安などの役割を担う。

 これまで各社は、放送エリア内の自治体と個別に防災協定を結んで避難指示や避難所開設など地域に密着した災害情報を視聴無料の「コミュニティチャンネル」などで伝えてきた。今後は県からの災害情報も加わり、より幅広い県域情報の発信が可能になる。

 視聴可能世帯数は計約319万世帯(2019年4月時点)で県内世帯数の約77%。同協議会事務局(ジェイコム湘南・神奈川)の担当者は「各社それぞれ地域密着のケーブルテレビとして減災に貢献できるよう取り組んでいきたい」と話している。