横浜市金沢区の80代の女性からキャッシュカードをだまし取ったとして、金沢署は14日、詐欺の疑いで、自称岩手県北上市、無職の少年(16)を現行犯逮捕した。特殊詐欺事件の「受け子」の行動パターンを踏まえ、機転を利かせた捜査員が喫茶店にいた少年をマークし、逮捕に至った。

 逮捕容疑は、氏名不詳者らと共謀して同日、女性宅でキャッシュカード2枚をだまし取った、としている。「カードを受け取ったのは間違いないが、詐欺だとは思わなかった」と供述し、容疑を一部否認しているという。

 署によると、女性宅には事前に還付金名目のうその電話があった。区内では同日、同様の電話が相次ぎ、署員が警戒を強化。受け子が指示待ちで利用することの多い喫茶店などを重点的に見回った結果、しきりに携帯電話を気にする少年を発見した。約3時間後に店を出た少年を尾行すると、少年は公園内のトイレでスーツに着替えてから女性宅を訪問。出てきたところを職務質問して取り押さえた。