日産自動車(横浜市西区)は13日、2020年3月期の連結業績予想を下方修正すると発表した。今期2度目の修正で、内田誠社長は不振の理由について「販売台数が想定以上に減少している。これに尽きる」と釈明、経営責任があることについても言及した。

 売上高は従来の10兆6千億円から10兆2千億円(前期比11・9%減)、営業利益は1500億円から850億円(73・3%減)、純利益は1100億円から650億円(79・6%減)とした。期末の配当を無配とし、年間配当は1株当たり10円と前期比47円の減配とする見通しも示した。

 世界販売台数の見通しも前回の524万台からさらに3・6%減らし、505万台を見込む。18年度実績と比べて8・4%減と大幅に減る。特に減速が激しいのが米国(12・7%減)と欧州(13・7%減)で、日本国内でも6・9%減となる見通し。

 内田誠社長は、世界全体で需要が減退していることに加えて、「米国については量より質に販売を変化させている。その結果、台数が大きく減っている」と説明。22年度までの中期経営計画を下方修正する方針を示した。

 今回の業績予想には、新型コロナウイルスの影響は加味していないという。既に中国工場は稼働再開が延期され、日本国内でも日産車体の湘南工場などで稼働する予定だった休日操業を取りやめるなど生産調整に入る。部品の供給網に支障が出ているという。

 日産が同日発表した19年4〜12月期連結決算は、売上高が前年同期比12・5%減の7兆5072億8600万円、営業利益が82・7%減の543億4300万円、純利益が87・6%減の392億7300万円だった。