新型コロナウイルスの感染拡大で公式戦の中断が続くJリーグ。神奈川県内各クラブは試合や練習公開に代わるファンサービスとして、会員制交流サイト(SNS)を活用した情報発信に力を入れている。選手が質問に答えたり、子どもたちの宿題代わりに練習動画をアップしたりと工夫を凝らし、再開を待つサポーターらを楽しませている。

◆#教えてケンゴさん

 「好きな女性のタイプは、妻です」─。J1川崎は今月上旬から、公式ツイッター上で「#教えて○○さん」と題した企画を実施。約37万人のフォロワーから選手への質問を募集し、可能な限り回答を返信する双方向の取り組みだ。

 クラブ担当者は「コロナ対策でサポーターは練習も見学できない。何かできないか中村選手と雑談した中で始まった」と話す。MF中村にはサッカーだけでなくプライベートな質問も寄せられ、楽しみながら約30分間で計37問に答えたという。

 クラブによると、質問募集の投稿だけで14万超のインプレッション(閲覧数)を記録。担当者は「SNSは、はやり廃りがあるので、今後も試行錯誤しながらサポーターに喜んでもらえる企画を行いたい」と思案を巡らせている。

 中村は自身のツイッター上でも「止めて蹴る」を意識した対面パスの動画を投稿。するとフォロワーから「うますぎる」「こういう細かい技術が重要なのか」といった反応が寄せられた。

 3児の父で10月に40歳となる大ベテランは「子どもたちはいま、みんなで集まってサッカーの練習ができない。こういう時こそ選手は積極的に発信する必要がある」と語る。