横浜銀行(横浜市西区)と東日本銀行(東京都)を傘下に置くコンコルディア・フィナンシャルグループ(FG)が、大矢恭好取締役(57)を4月1日付で社長に昇格する人事を固めたことが25日、分かった。大矢氏は横浜銀行の頭取職を兼ね、コンコルディアFG社長の川村健一氏は取締役にとどまる。26日の取締役会で正式決定する。

 2018年6月から横浜銀行の頭取を務める大矢氏がFGのトップに就くことでグループ全体の意思決定を迅速化するとともに、企業統治(ガバナンス)を強化する。

 横浜銀と東日本銀の両行は14年11月に経営統合で合意し、16年4月にコンコルディアFGを設立した。その後、18年7月に東日本銀で不適切な業務運営が発覚し、金融庁から業務改善命令が出される事態となった。また東日本銀の業績が低迷し、グループ全体の業績を横浜銀が支える構図が続いていた。

 こうした課題を解決するために、2019年12月、横浜銀出身の大石慶之氏が東日本銀の頭取に就任。今回、FGと横浜銀のトップを大矢氏が兼務することで両行の統合効果を最大化しつつ、企業統治を強化し競争力を高める狙いだ。