新型コロナウイルスの影響による海水浴場開設中止を受け、逗子市は今夏の海岸の安全対策を決め、26日に発表した。海上事故防止でマリンスポーツ制限区域を設け、監視員が注意喚起するほか、市の海岸のマナー向上条例に基づき警備員などが、大人数が集まるイベント実施や飲酒などをしないよう呼び掛ける。

 海上での接触や海難事故防止のため、7月10日から幅約240メートル、沖合まで100メートルのマリンスポーツ制限区域を設置。ライフガードが監視員として注意を呼び掛け、救護も担う。市と協定を結んだ海岸組合やマリン連盟も海上パトロールに協力する。

 砂浜での飲酒やバーベキューなどのほか、大型テント使用のような密集状態の防止には、市が配置する警備員らが巡回。外国人向けに看板の多言語化や巡回時の通訳機器の使用などで工夫する。費用には市が海水浴場開設で計上していた約2千万円を充てる。

 桐ケ谷覚市長は「未知の闘いだが、市民が安心して暮らせるよう総力を挙げ準備していく」と述べた。