30日午前5時25分ごろ、横浜市港北区大豆戸町の環状2号の路面が陥没していると、工事関係者から110番通報があった。港北署によると、長さと幅ともに約7メートルにわたって陥没した。地下では「相鉄・東急直通線新横浜トンネル」の掘削工事が行われているが、12日にも約300メートル離れた地点で同様の陥没事故が発生したばかりで、工事発注主の鉄道建設・運輸施設整備支援機構は関連や原因を調べている。

 署によると、前回の陥没と同じく、穴の底に水がたまっていたという。巻き込まれた車両やけが人はなかった。現場は片側3車線で、発生直後から交通規制を実施した。

 トンネル工事は2015年4月に着工し、新綱島駅(仮称)から新横浜駅(仮称)に向かって全長3304メートルを掘削してトンネルを開通させる計画で、22年下期に直通線が開業する予定。今月12日時点で約2750メートルまで掘り進んでおり、同日の陥没現場の約40メートル先の地下を掘削していた。12日以降は工事を中断していたところ、前回の現場から新綱島駅方向に約300メートル離れた地点で再び陥没が起こった。

 同機構は24日、原因解明に向けて専門家らでつくる検討委員会を設置しており、「きちんと解明し、開業に影響がないようにしたい」としている。

 現場はJR新横浜駅から北東に約800メートルで、横浜アリーナの近く。近所の女性(61)は「次はどこが陥没するのか。工事を進めなければいけないのだろうが、住民は怖い」と不安そう。自宅と勤務先が近いという男性(63)は「陥没に関して住民への報告や説明がないのはおかしい」と憤っていた。