◆旧市庁舎隣接地 2020年代後半開業予定

 横浜市中区の旧横浜市庁舎に隣接する「関内駅前港町地区」に、三菱地所(東京都)などがオフィスを核とした高さ約145メートルの超高層複合ビルを開発することが30日、関係者への取材で分かった。既存ビルなどを取り壊して2020年代後半の開業を目指す。旧市庁舎街区には先行して別の超高層複合ビルが完成し、市庁舎の移転で空洞化が懸念される関内駅前に二つの巨大ビルが誕生する。

 関内駅前港町地区の地権者でつくる再開発事業の準備組合が30日に総会を開催。優先交渉権者として、三菱地とケン・コーポレーション、スターツコーポレーション、東急不動産、フジタ(いずれも東京都)の5社で構成するグループを選んだ。

 計画では、複合ビルは地上31階、地下1階建てで延べ床面積は約8万8500平方メートル。中心となるオフィスにはグローバル企業の本社誘致などを見込む。高層部には高級賃貸マンションや展望フロア、低層棟には商業施設などを構え、旧市庁舎街区のビルとデッキで接続させる。

 港町地区の敷地面積は約1万4千平方メートル。現在は関内中央ビルや横浜関内ビルをはじめ、複数のビルや飲食店が立ち並ぶ。今後は環境影響評価(アセスメント)を経て正式に再開発組合を立ち上げ、25年度にも既存物件の解体に着手する。